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執筆者の写真誠大 佐々木

『左利き』

更新日:2月10日

北海高校サッカー部2年の新名柚希です。

いつも北海高校サッカー部を応援、サポートしてくださりありがとうございます。


突然ですが、みなさんは左利きの人について考えたことはありますか?

また、左利きの人は普段どんなことを考えてどういう生活をしているのか考えたことはありますか?

私は北海サッカー部2年生の中に2人しかいない左利きのうちの1人なのでこの場を借りて左利きについて紹介したいと思います。


まずは私が実生活において左利きであることによって不便に感じることを紹介します。

まず右利き用のはさみだと全く切れません。紙すら切れないのです。部のドクターバックに入っているはさみも全て右利き用なのでテーピングを貼るときなどは誰かに切ってもらうしかありません。毎度お願いするのも大変なので、私は左利きのはさみを常に持ち歩いています。

次に、自販機、改札を通るときにも少しストレスを感じます。自販機や改札は右利きの人を想定しているのでお金の投入口や切符の投入口がどれも右側に設置されています。自販機だと自分がずれて左手でお金を入れることができますが、改札だとずれたら隣の改札を通ることになるので私は左手をクロスさせて通ります。これも地味に不便です。

スープのおたまもやっかいです。よく食べ放題などで見かけるスープを注ぎやすくするためにある注ぎ口のようなものも、右利き用にしか作られていません。その場合、私は左手を使っておたまにスープを入れた後、手首を外側に捻って無理やりスープを注ぎますが、よくこぼしてしまいます。何より、周りから変な目で見られます。

他にも鉛筆で文章を横書きで書く場合、左手は真っ黒になります。風呂上がりだとその手を見るだけでテンションが下がります。しかし、国語は縦書きですので、とても助かります。鉛筆だとまだ手につくだけでいいのですが、重要な書類にボールペンで書くときは自分の手で字が伸びないように本当に神経を使います。この気持ちは左利きの人にしか理解できません。これらのように、ただでさえ文字を書くことにストレスがかかるのに、左隣に右利きの人がいるともうお手上げです。肘がぶつかってお互い嫌な気持ちになります。そしてだいたい左利きの人が責められます。少数派ってつらいですよね・・・。

食事のときにもよく肘がぶつかるのでテーブル席に座るときは私はなるべく右隣に人がくるようにします。ここでも左側には壁があるので要注意。左側が通路であれば快適に食べることができるのでそこも気にします。


これらのように、左利きの人は日々の生活の中でさまざまな苦悩を強いられています。

しかし、左利きでいることによって「良かった」と感じられるときもあるのです。

まずはスポーツです。サッカーはもちろん、野球やテニス、格闘技などほとんどのスポーツにおいて左利きとは対戦する機会が単純に少ないので、その分有利になるのではないかと思います。

逆に、左利きが不利なスポーツは私が思いつく限りでは陸上のコーナーくらいではないかと思います。左利きは左回りに走るのが苦手なのでうまく回れません。

他にもスポーツだけでなく、右利きの人と手を繋ぎやすいなどがあります。( 私には無縁の話かもしれませんが…)

このように、左利きの人は普段の生活の中で右利きの方々にはわからないような経験をしています。ですので、もし左利きの人と関わる機会があったら、ほんの少しでいいので配慮してみてください。それだけで左利きの人はすごく嬉しい気持ちになります。


ご拝読ありがとうございました。




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